本田圭佑”左利き”の右サイド起用が有利な三つの理由とは? セードルフ時代との違いを徹底分析

2015年12月28日

ミラン本田佳祐が好調です。

パルマ戦で”3トップ”の右FWで先発。

ラツィオ戦との開幕戦に続き、二戦連続のゴール、先制ゴールのアシスト等すげぇ活躍。

いつの間にかミランで欠かせない選手に

監督のインザーギは「本田は模範的な選手。本田の魂が選手達を鼓舞している」

と、本田に絶大な信頼をおいているみたいですね。

これはインザーギのリップ・サービスでしょうか。

インザーギは本気で言っているのしょうか。

それにしても、二戦連続ゴールとか驚きました

本田佳祐はやはり「持っている」のでしょうか?

「持っている」としたらいったい、何から何へ持ち替えたのか。

イタリアメディアは去年の本田とは違う。別人だ!!!と書き立てます。

本田佳祐のこの好調の原因は一体なんなのでしょうか

バロテッリが守備しなくてその分周囲に負担とカカも走らないし・・・

あいつらが消えてくれて・・・・あっ(察し)

言葉の問題を乗り越えた

好調の要因は『言葉の壁を乗り越えたからだ』と7日のイタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトは報じている。

via:本田 今季好調の要因はイタリア語上達/サッカー/デイリースポーツ online

言語(外国語)がブレーキをかけるとき。という見出しで海外でプレイするとき

言葉で苦労するサッカー選手達のエピソードを紹介されています。

本田については

「昨シーズンはすこし難しかったが今は良くなっている」。

つまり、ようやくイタリア語を理解しはじめて意思疎通がスムーズになりつつある。

から、ピッチで結果を出すことにつながっていると言っています

言葉がわからないと、どのタイミングで動き出せばいいのか。

周囲が何をしようとしてるのか、カウンターなのか。自分は行っていいのか

言葉が理解できなかったら、集団競技であるサッカーで勝つのは

難しくなりますね。

スキラッチも苦労した「言葉」

三年間ジュビロ磐田で助っ人のスキラッチは

「少しのことを理解するのに3ヶ月はかかる

最初は周囲が奇妙に見えた。最初はショックだったけど慣れるしか無い」

と、言葉がわからないと所属チームと大きな壁があることを話しています。

香川真司 乾 長谷部などはドイツ語教室を独自に開催

インテル長友さんはイタリア語ペラペラらしいですね。

驚きの外交力コミュ力を誇るインテル長友さんさすがです。

インザーギ監督が”本田佳祐”に惚れ込み、本田をバックアップ

出典: ミラン・インザーギ監督や日本代表・アギーレ監督が惚れ込んだ本田の技術やプロ精神

今季から就任のインザーギ監督

インザーギが本田の技術とプロ意識の高さを認め始めた・・どころか本田に惚れ込み、

本田専用プロジェクトチームを組織。

そのメディカルチームが本田のフィジカル面を完璧にケア。

そういえば今季の本田は、鈍足と言われていたのにカウンターに参加して

鋭い加速を見せたり、相手DFに当たられてもフィジカルでタメをつくれたり。

なんか今季はフィジカルの調子良さそうな感じでしたね。

ミラン本田専用チームの完璧なケアで本田佳祐に全盛期の身体のキレが戻りつつあります

つまり、現在のミランでの好調の原因は

「ACミランの本田専用メディカルチーム」のええ仕事のおかげ

と、言えると思います。

本田佳祐のプロ意識の高さに惚れ込んだインザーギ

指揮官が語る本田のコンディションの良さの要因は、1つは開幕前にフィジカル面強化のトレーニングをこなしたこと。

そしてもう1つは練習での態度だ。

ピッチ上でも集中してプレーし、自宅に帰っても自主トレを敢行しているという。

そのプロ意識の高さは、同僚にも見習わせたいというほど、指揮官は信頼を寄せている。

via:インザーギ監督が本田のプロ意識の高さを評価 今季好調の要因にも言及 | SoccerMagazine ZONE WEB/サッカーマガジンゾーンウェブ | ページ 2

どうやらインザーギは本田佳祐にとても合っている監督さんのようですね。

自分と自分の戦術しか信じない「偏屈な」監督さんなら

帰宅後もトレーニングとか余計なことをするな!って

言っちゃったりするみたいなんですよね。

サーフィンやって怪我してシーズン棒に振ったりする選手がいるのも事実ですが、

本田佳祐に限っては自己管理が厳しいことで有名ですね。

インザーギ監督も現役時代は自己管理が厳しい事で有名でした。

自分の体重管理が徹底していて、グラム単位で体重を維持していたそうです。

インザーギ関連記事:

ACミランを復活させた名将インザーギ監督 徹底的な自己管理で有名 本田と相性抜群 | osakakingの”blogger”

アギーレジャパンの使われ方とミランがジャストフィット

これも非常に大きいですね。

アギーレが基本システムと呼んでいる4-3-3の右

これはミランでも前目の右をやっていますので

本田はすぐにフィットできます。

戦術的に混乱することが無くなるんですよね。

セードルフ時代 暗黒時代は右MFで起用される

本田佳祐にディフェンス参加が求められた

セードルフ監督のとき

4-2-3-1が基本システム

本田は右MFとしてプレイ

この時、本田佳祐のプレイエリアは低く周囲からのサポートが少なく

結果的に本田佳祐の守備の負担が大きくなっていました。

セードルフ時代では本田が自陣深くまで全力ダッシュ

守備に追われるシーンが多かった。

ハーフってやること多いんですよね。結果、ものすごい消耗します。

更に悪いことに、セードルフ時代は、カカ バロテッリ等、

「おまえら守備しろ 奪ったら俺達にボールをはよよこせ」というプレイスタイル。

自分勝手な選手が割りと多かったのも、本田に負担がかかった原因のひとつです。

ミラン加入前から本田佳祐を認めていたデヨング

出典: picasa5 – Osaka King – Picasa Web Albums

本田について問われたデ・ヨングは、

「2週間ほど前にオランダと日本は国際親善試合で対戦したね。彼はとても強い選手だ。良い左足を持っているし、ミランでうまくやると思うよ。彼はたくさんのゴールを決めて、僕たちにとって重要な選手になれるだろう」と述べた。

新しいチームメートも、本田の到着に期待を寄せているようだ。

via:本田はミランで成功すると語るデ・ヨング(海外の反応) : ワールドサッカーファン 海外の反応

ミラン暗黒時代、アンカーのデヨングが一生懸命スペース埋めて、

ミラン中盤の危険な芽を摘むために走りまわっていました。

見かけによらず、ミランに献身的なデヨングは、本田の実力と献身的なプレイを

本田がミラン加入時から認めており、本田がミランに入って間もない頃、

本田がひとりぼっちのとき、デヨングは盛んに本田佳祐に話しかけていました。

出典: picasa5 – Osaka King – Picasa Web Albums

デヨングさんは短いパスなら散らしも正確だし、運動量あるし
やる気もあるし、

相手カウンター潰しもバッチリでいいんですけど

本当にシャレにならないプレイをするのが玉にキズです。

”インザーギミラン” 右FWで本田を起用

右FW起用のために、プレイエリアが以前より高い

インザーギは4-3-3を採用

本田佳祐を4-3-3の前目の右FWで起用

前目のFW起用のため本田佳祐のプレイエリアがぐぐっと高くなりました。

中盤のディフェンスをハーフに任せる

中盤のディフェンスをディフェンスに定評のあるポーリ・ムンタリに

そして、そのスペース等のカバーをミラン中盤の要 デヨングに任せるように

今季のミランはデヨングが以前よりは余裕を持ってプレイできてるように見えます。

ポーリやムンタリとディフェンスの役割分担がはっきりしてきたのかもしれません。

この中盤にモントリーヴォが復帰したらぱっと見は最強に思えますが、

モントリーヴォが本田佳祐と上手にやれるかどうか、が今後のミランのポイントです。

モントリーヴォは見かけは素直そうですが、”王様”になりたい選手の一人です。

モントリーヴォが”妙に”本田にボールを出さなかったりした場合、

その時こそ、インザーギ監督の手腕が問われる時でしょう。

3トップの右FW起用により、本田佳祐のディフェンスタスクが減少

相手DFにとって危険な位置から、カウンターで一気に持っていけるように

なりました。

ラツィオ戦での本田佳祐の先制ゴールは、その典型的な例ですね。

エル・シャーラウィの決定的なパスも見事でしたが、

本田佳祐ってあんな足速かった?ってみんな思ったはずです。

本田のカウンター参加時の驚異的な加速は

ミランメディカルチームの献身的な仕事とインザーギの気遣いのおかげでもあります。

そういえば、ミランでも代表でも本田は、中盤までボールを受けに

お得意のセンターハーフ的な動きをそんなにしなくなりましたね。

文字表示上はセードルフ時代もインザーギ時代も右サイド起用なんですけど

やってることはまったく違ってきています。

インザーギ監督からは「相手DFの裏のスペースを狙っていけ」と

本田に直接指示が飛んでいるようです。

本田佳祐の裏のスペース狙いのポジショニングが敵DFにとって脅威になっています。

”王様”バロテッリがリバプールへ移籍

バロテッリがリバプールへ移籍した事が本田佳祐にとって

非常にプラスになっています。

今までは、”王様”バロテッリがででーんと中央に鎮座

バロテッリは点は取ってくれるのですが、守備しないし自分勝手

いろいろな面で周囲に常に負担のかかる選手です。

”王様”バロテッリがいなくなった事により、本田佳祐が自由に動けるようになり

本田らしいプレイを。サッカー雑誌的にいうと「創造性」を発揮できるように。

本田中心の本田システムが完成しつつあるということでしょうか。

本田が絶対に譲りたくない「フリーキック」

プレースキックを本田佳祐が蹴るようになり、

カカやバロテッリとの「FK争奪戦」をやる必要が無くなったのも、

本田が余裕を持ってプレイできる原因のひとつかもしれません。

右サイドに”左利き”の攻撃的な選手を配置 中央にカットイン

「彼は過小評価されている。逆足(利き足と逆サイド)で攻めさせれば大きな貢献をしてくれる

via:本田圭佑が開幕弾決める 復活の裏に「3つの要因」 – ライブドアニュース

右サイドに、レフティの気の利いた賢いプレイスタイルの選手を配置

逆足で攻めさせると攻撃で大きな貢献って一体どういうことでしょうか。

インザーギによると、本田佳祐は今まで過小評価されてきたみたいですが、

右サイドに本田佳祐のような”左利きで周囲を活かす事に長けるプレイスタイル”

の選手を配置するとどうなるのでしょうか。

左利きなら相手DFから遠い方の足でボールキープするので捕られにくい

右サイドは右利き・左サイドは左利きが世界の常識だったのですが

バルサのサッカーがその常識を変えてしまいました。

現代サッカーでは

右サイドに左利きで気の利いたプレイをできる選手を配置することが

世界のトレンドになりつつあります。

左利きで気の利いたプレイをできる選手って世界的に希少種なんですけどね。

インザーギは、この”右サイドで周囲を活かせる左利き”に強いこだわりを持つ

監督のようで、本田佳祐の他に、ニューカッスル所属・左利きの

ハテム・ベン・アルファをリストアップしています。

インザーギが本田佳祐にとっても気を使う意味がわかってきたと思います。

左利きの教科書のようなエジル


このエジルという選手は、インザーギが本田にもとめている右サイド像を体現している選手です。

エジルはレアル・マドリーを退団 アーセナルでプレイしています。

エジルは、右サイドの高い位置でボールを受けたがります。

その理由は、この位置でボールを受けた時、左利きだとボールを捕られにくい。

相手DFから遠い方の足でボールを持てるからです。

エジルは、この相手DFからボールを捕られにくい位置でボールを受けるために

いろいろ工夫を凝らします。

左利きの選手が右サイドの高い位置でボールを受けれたら。

右サイドの高めの位置でボールを受けた後は、中央にカットイン

メッシがこれ得意ですね。

メッシは化け物じみた個人技ゴリ押しで中央にカットイン、得点していきます。

ロッベンもこのカットインが得意です。オランダとの親善試合では

このロッベンのカットインで日本代表は何回も得点されかけました。

左利きのトップ下に求められる三つの仕事

出典: ミランは何で本田を欲しがったのか?~本田はミランでどんなプレーが求められるのかって話~ – pal-9999のサッカーレポート

右サイドでボールを受けて中央にカットイン

  1. 走りこんで来た”ファー”の選手にクロス!
  2. 左サイドから斜めに走りこんでくる左WGか”CF”にスルーパス
  3. サイドバック サイドハーフと連携

本田佳祐がインザーギに求められているプレイはこの三つだと思います。

左利きで気が利くプレイスタイル”のエジルはこれらのプレイを得意としており

特に、レアル・マドリーでは左WGのクリスティアーノ・ロナウドと抜群の相性で

エジルからクリロナへのアシストで、クリロナはゴールを量産していました。

左利きのトップ下と左WGの相性って非常に良好なんですよね。

「エジルの退団は最悪のニュースだ。憤りを感じているよ。彼は違いを生み出せる選手であり、僕にとっては自分のゴールに向けた動きを最も良く理解してくれているチームメイトだった

via:レアルのC・ロナウド「エジル退団は最悪のニュース。憤りを感じている」 – サッカーキング

エジルのレアル・マドリー退団を真っ先に悲しんだのは

クリスティアーノ・ロナウドでした。

ボールが左サイドにある場合

右サイドから斜めにゴール前に侵入

  • 左WGからのスルーパスを受けてシュート
  • スルーパスを折り返して周囲と連携して得点
  • クロスをヘディング

というような、岡崎慎司チックな弾丸プレイを要求されると思います

左利きの気の利くプレイスタイル 本田佳祐のまとめ

本田がインザーギに求められているものは右サイドからの中央カットイン

中央にカットインしてから

  • 左WGのエルシャラにスルーパスかなんかしてなんとかしろ
  • トップの”メネズ”にクロスでも放り込んで連携してなんとかしろ
  • 右サイドバックの”アバーテ”かサイドハーフと連携してなんとかしろ

左利きのトップ下と左利きの右サイドに求められるタスクは

実はあんまり変わらない。

左利きのトップ下と左WGの相性は異常な程に良い

クラシックなサイドの選手のように右サイドをえぐってクロスとか求めていません。

ミランの全体的な運動量と戦う雰囲気がセードルフ時代と違います

割りとなんとかなるんじゃないでしょうか。

2015年のミラン

すったもんだがありまして・・・インザーギ監督をACミランは解雇。2015年現在は、鬼軍曹・シニシャ・ミハイロビッチを監督に迎えたACミラン。本田圭佑は開幕1ゴールを上げますが・・いったいどうなってしまうんでしょうね。