人が後回しにしてしまう理由とは。未来の自分に期待しない

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すぐ行動できない人の口癖は
「あとでやる」ですね。

「あとでやる」という気持ちの裏には
「あとでならできる気がする」「後でやったほうが早くできそう」
といった気持ちがあります。

ところが、実際はそんなに変わりませんね。
あとでやったところで自分の才能も状況もほとんど変わらない「いま」が
再びやってくる
だけです。

どうして人は、後回しにしてしまうのでしょうか。

未来の自分はつねにいまの自分より素晴らしい?

心理学者のダニエル・ギルバートさんはの著書に、「幸せはいつも
ちょっと先にある」という本があります

幸せは「今」ではなく、いっつも”ちょっと先”にあるという内容です。

人の想像は、常に現状よりも自分に都合よく彩られています。
だから、未来はいっつも今よりも素晴らしくみえて、
未来の自分はいっつも今の自分よりも有能で素晴らしい。と
人の心理とはそう考えがちな傾向にあります。

未来が素晴らしいのは錯覚

残念ながら、ただの錯覚です。
その「未来」が「現在」に変わった時、目の前にあるのは
”それほどおおきくは変わらない現実”ですね。

答えの出ない考え事や手につかない仕事もそのまま現れます。

自我を守ろうとする心理

なぜ、現状は変わらないのに未来の自分に期待してしまうのでしょうか。
それは、「自我を守ろうとする正常な心理的機能」が作用するからです。

「未来の状況はいまよりも良いはずだ」と考えれるから、そう思えるから
人間は生きていける。希望を持って生きていけるのです。

人は基本的に楽観的ないきものです。希望を持てるから生きていける。
「よりよくなれるはず」と思えるから、働けるし動けるし生きていけるのです。

昼の仕事を夜に回すのは、「夜だから」「電話などの邪魔が入らないから」
ということもありますが、多くは「未来の自分なら何とかなりそう」という
心理から生じる行動です。

未来の自分が行動しやすいようにしておくこと

こうした先送りの心理が発生するのは仕方が無いかもしれません。
ただ、大切なことは、「ちょっと先の状況」がより良くなるように
手を打っておくことですね。

つまり、未来の自分がすぐに取り掛かれるように準備をしておくのです。

未来のじぶんが手をつけやすくしておくことで、本当の意味で
「幸せはいつもちょっと先にある」とう状態を実現・体感できるようになります。